被害に遭う前に!台風シーズン前に行うべき屋根の台風対策!

2021.07.06

例年、台風の上陸は7月~10月にかけて増える傾向にあります。
このような台風シーズンに入ると、私たち屋根業者のもとには、台風による被害で「屋根が飛ばされてしまった!」「瓦が割れてしまった!」というような声がお客様から多く寄せられます。
台風により屋根が飛ばされてしまうと、風や雨をしのぐことが出来なくなります。
すると、内壁や床、家具まで被害を受けることになり、修復にはかなりコストや時間を要します。
そのため、台風による被害は、未然に防ぐに越したことありません。
そこで今回は、台風被害を防ぐために行うべき屋根の台風対策をご紹介いたします。

■台風シーズン前に行うべき屋根の台風対策
棟板金を固定する
棟板金とは、屋根の頂点にある板金のことで、屋根の角をカバーするために被せられている板金の部材です。
台風被害に遭いやすいのが、棟板金が浮いている状態の屋根。
棟板金が浮いていると、強風により飛ばされてしまい、近隣の建物に当たったり、通行人へ被害を及ぼす可能性もあります。
そのため、台風が来る前に棟板金の釘が抜けていないか確認して、抜けていた場合は打ち込んで固定します。
しかし、抜けている釘は打ち込んでも、また熱膨張で抜けてきてしまいます。
再度抜けてくるのを防ぐために、釘を打ち込んだ後はコーキングというゴム状のもので釘穴をふさぐとより安心です。

屋根の破損を修繕
・瓦が割れている
・瓦がズレている
・漆喰が劣化している
このような屋根の破損があるようなら、台風シーズン前に修繕をする必要があります。
割れた瓦部分の隙間、ズレた瓦から風が入りこみ、屋根が飛んで行ってしまい被害を拡大させる恐れがあります。
また、漆喰(屋根瓦の1番上の箇所にあたる「棟」の台土を守るために塗り込んでいる材料)が劣化していると、屋根が強風で飛びやすくなっています。
台風シーズン前は、このような症状が自宅の屋根に無いか、屋根業者に診断を依頼することをおすすめいたします。

☑雨樋の修繕
雨樋とは、屋根やベランダ、屋上などに溜まった雨水を集めて、外に流すための筒状の建材のことです。
台風が発生すると強風だけでなく、大雨による被害も予想されます。
そのため、雨樋が破損していないか、落ち葉やゴミが溜まっていないかのチェックも忘れてはいけません。
排水がうまくいかず、溢れてしまうと、雨水が家屋に浸入することもあります。
雨漏りを防ぐためにも、雨樋の修繕は台風シーズン前の対策の1つです。

■まとめ
今回は、台風による被害に遭わないように行うべき屋根の台風対策をご紹介いたしました。
台風による被害を抑えるためには、早めの対策が重要です。
未然に屋根対策を施すことで、これからくる台風シーズンに備えましょう。
しかし、屋根の状態確認や補修には、屋根に登る必要があるため、危険が伴います。
また屋根の状態の判断は素人には難しいため、必ず屋根業者に依頼しましょう。
有限会社前田瓦工業では、「屋根の状態を確認してほしい」といったご相談にもお応えいたしますので、お気軽にご相談ください。
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